第83回会員研修会のご報告

平成28年7月30日、北海道歯科医師会館大講堂にて、医療法人社団純厚会 銀座デンタルケアークリニック勤務の歯科衛生士である片山章子先生をお招きして、第83回会員研修会が開催されましたので、ご報告いたします。

片山先生には「予防を考えるプロケアとセルフケア」と題しましてご講演いただきました。当日は、天候にも恵まれ、本会会員を含む○名にご参加いただき、盛会のうちに終了いたしました。

 片山先生は、新たな疾患を一本も生まない、失わないこと、若手への技と心の継承、チーム歯科医療の実現、現場づくりの応援を、歯科衛生士のミッションとして、日々の臨床に取り組んでいるとのことです。 

予防歯科の要として、個別対応のセルフケア対応—そのためのリスクアセスメント、適切なプロケアの選択と介入—プロケアとセルフケアの協働作業、チームワーク—患者さんを生涯支える覚悟と思い、を掲げており、それぞれについて詳しくご解説いただきました。 

大人の齲蝕予防ケアでは、個別対応のセルフケア処方を策定するために、ターゲットを知る—情報収集と情報分析—こと、そして、セルフケアアイテムを知る—製剤とツールの理解—ことで、ターゲットにあわせたアイテムを組み合わせています。 ターゲットを知るための検査は、現状を知る基本検査、原因を知るオプション検査からなり、患者のリスクタイプ、口腔内個性、患者個性、ステージを把握し、収集した情報は、すべて、口腔内写真をプリントしたものに書き込み、整理をしています。 

齲蝕のマネジメントで重要なことは、齲蝕病変の検出、活動性の判定、時間軸の考慮であり、これらのさまざまな状況に対応したプロケアとセルフケアをチームワークで構築することで、予防に取り組んでいる、とのことです。 

片山先生はご講演中、いくつかの書籍をお勧めしておりましたので、以下にご紹介します。 



片山先生お勧め書籍 

㈰ Selfcare Guide 歯周病ケア編 内山 茂, 片山 章子(ライオン歯材社) 

㈪ 歯科衛生ケアプロセス実践ガイド 佐藤 陽子 (著), 齋藤 淳 (著) 

㈫ ケア製剤に強くなる 患者さんに合わせた適剤適処 : 高輪歯科における院内処方の実際 

加藤 正治 DH style 7(12), 21-43, 2013-11 デンタルダイヤモンド社 

㈬ トータルカリオロジー (スウェーデンのすべての歯科医師・歯科衛生士が学ぶ) 

ベンクト・オロフ・ハンソン (著), ダン・エリクソン (著), 西 真紀子 (翻訳) 

㈭ エナメル質・象牙質・補綴物のプロフェッショナルケア 加藤 正治 (著)